初夏が明け気温が上がってくると、屋外で遊ぶのも熱中症が気になる季節。
そんな時に大活躍する水遊びですが、涼を取りながら遊ばせることができる反面、軽く遊ばせるつもりがハメを外してずぶ濡れになってしまったり、通行人や公園利用者に水をかけてしまわないかと、保護者目線ではドキドキハラハラ気が抜けないことも…。
本来水遊びは、水音や光の反射、冷たさなどにより五感を刺激し、リフレッシュ効果が期待されると言われています。
リフレッシュどころかストレスを感じてしまっては本末転倒です。
折角なら親子共に、余計なストレスなく思いっきり楽しみましょう。
そこで、水遊びストレスの悩み解決に大活躍する、身近なアイテム3点をご紹介します!
アイロン用、掃除用と用途は様々ながら、どこの家にも1つはある「霧吹き」。
水遊びグッズの定番である水鉄砲を、霧吹きに替えてみてください。
ストレスがぐっと減るだけでなく、熱中症対策にも一役買ってくれます。
霧吹きは水がミスト状に出てくるため、濡れてもすぐに乾き、ずぶ濡れ問題も周囲への配慮も解消!
ミストには乾く際に周りの熱を吸収する働きがあるため、その冷却効果により熱中症予防にも繋がります。
水鉄砲で標的にされて、水浸しになるのは勘弁ですが、こんなミストなら「こっちにもかけて!」と笑顔で飛び込んでいけそうです。
また、水の減りがゆっくりな上、ふたを外して大きな注水口からスピーディーに給水できるのも、水切れの度に借り出される親にとっては大助かり。
更にうれしいのが、指1本でレバーを引く水鉄砲と違い、手全体で握るのでレバーに力を加えやすく、小さな子どもでも使いやすいことです。
本格的な水鉄砲デビュー前の練習にも役立ちます。
水遊びに使用する霧吹きは、水を入れた時の重さや子どもの手の大きさに合わせて、少し小ぶりなものを選ぶのがおすすめ。
上の方向に吹き出して遊ぶ場合は、給水の時にチューブの先が吹き出し口と反対向きになるようにセットしてみてください。
空中にたくさん吹き出したミストを浴びながら、子どもと一緒に虹を探してみるなんていう爽やかな水遊びはいかがですか?
次にご紹介するのは「プッシュ水差し」。
ボトル本体を握ると上部の細いノズルから水が出てくる園芸用品で、部屋に観葉植物を飾っている方なら、水やりの際に利用しているかもしれません。
水遊びには縁遠いように思いますが、実は水鉄砲よりも幅広い遊び方ができる優秀グッズ!
その一番の特徴が、握り方次第で水の出し方を調節できること。
優しくそっと握ればポタポタと1滴ずつ、ゆっくり握ると長い時間水を出せるため、乾いた地面に水でお絵描きすることができます。
ノズルが白鳥の首のように下向きに曲がっていることも、絵を描くことに向いている要素の1つです。
画用紙には収まりきらない子どものあふれる想像力と、描きあげた後の達成感に満ちた笑顔に癒されてみませんか?
プッシュ水差しをいくつか用意しておけば、家族で大作にも挑めそうです。
また、暑い季節は濡れた地面が乾くのも早いので、霧吹きのミスト同様に、絵が乾く時に気過熱で周りの気温を下げてくれます。
昔から親しまれている打ち水も、これを利用した暑さ対策の1つです。
お絵描き以外にも、水に浮かべたおもちゃを狙って的当てゲームをしてみたり、数種類の色水を作って、水差しで少しずつ混ぜながら色が変わっていく様子を観察したりと、遊び方の可能性は無限大!
100円ショップやホームセンターで手軽に入手でき、価格も非常に手頃なので、ぜひ普段のお風呂や水遊びに取り入れてみてください。
最後は、先に紹介した「プッシュ水差し」と組み合わせて遊ぶこともできる「スポンジ」です。
柔らかいので小さな手でも掴みやすく、色々な形に加工しやすいところがおすすめポイント!
ハサミで簡単に切れるので、作るところから子どもと一緒に楽しむことができます。
子どもが好きなキャラクターや海の生き物の形に切って、顔や模様も子どもに描いてもらいましょう。
水に浮かべれば、世界にたった1つのおもちゃが完成です!
また、工作動画や子育てブログでも紹介されている「スポンジボール」なら、水風船の代わりに使うこともできます。
軽く水を含ませれば投げて遊ぶこともでき、風船と違って割れないので、濡れない、痛くない、ゴミが出ないと良いことづくめ。
「スポンジボール」の基本的な作り方はこちら。
〈用意するもの〉
・スポンジ…3枚(研磨部分やネットは取り除いておく)
・輪ゴム…1本
・ハサミ
① スポンジを3枚重ねる。
② 長い辺の真ん中を輪ゴムで固くくくり、リボンのような形にする。
③ 左右それぞれのスポンジを、輪ゴムの方に向かって4〜5ヶ所細長く切り込みを入れたら完成。
スポンジは扱いやすい反面、小さい赤ちゃんは口に入れてしまう危険性もあるため、必ず保護者の目が届くところで使用するようにしましょう。
今回ご紹介した基本のスポンジボール以外にも、色々なアイデアでスポンジおもちゃを紹介している動画やサイトがたくさんあるので、ぜひ親子でお気に入りを探してみてください。