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知っているようで知らない!?最近の七五三事情

七五三のお参り写真

「七五三」は、子どもの成長を祝う日本古来の行事です。
皆さんも、子どもの頃にやった記憶があるかもしれません。
しかし、その形は時代と共に変化してきています。お子さんの七五三は一体いつなのか、何をすれば良いのかわからない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、七五三の対象年齢や参拝時期など、最近の七五三事情についてまとめました。

目次
七五三とは
 1-1 どんな行事?

 1-2 満年齢?数え年?どっち?
 1-3 具体的に何をするの? 
当日までの流れ
 2-1 参拝と写真撮影のスケジューリング
 2-2 衣装の準備
 2-3 初穂料(祈祷料)の準備
七五三Q&A
まとめ

七五三とは

千歳飴のイメージ写真

1-1 どんな行事?対象年齢は?

七五三とは、3歳、5歳、7歳の子どもの無事の成長を祝い、長寿と幸福を祈願する行事です。
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に行うのが一般的です。

2023年(令和5年) 七五三対象年齢 早見表

年齢 満年齢 数え年
7歳 2016年(平成28年)生まれ 2017年(平成29年)生まれ
5歳 2018年(平成30年)生まれ 2019年(平成31/令和元年)生まれ
3歳 2020年(令和2年)生まれ 2021年(令和3年)生まれ

1-2.満年齢?数え年?どっち?

「満年齢」は、現在日本で一般的に使われている数え方です。
生まれた日を「0歳」とし、翌年の誕生日に「1歳」になります。その後、誕生日が来るたびに1歳ずつ年をとる、という考え方です。
「数え年」は、古くから使われている考え方です。
生まれた日を「1歳」とし、次の1月1日が来るたびに1歳ずつ年をとります。
例)12月31日生まれの場合、翌日の1月1日に「2歳」になる
    1月1日生まれの場合、翌年の1月1日で「2歳」になる
七五三は、古来の風習により、数え年で行うことが一般的でしたが、近年は必ずしもそうではありません。
特に3歳のお祝いは、数え年で行うと、誕生日によっては満年齢の1~2歳になる場合もあります。着付けやお参りなど、慣れない環境で長時間過ごすのは、親子共に負担が大きくなってしまいます。
少しずつ自分のことができるようになってくる満3歳で行うのがおすすめです。
ただ、兄弟姉妹の七五三を同時にやりたい場合や、早生まれで、同じ学年のお友達と一緒にお祝いしたい場合など、数え年で行う方が良いケースも。
明確な決まりはないので、ご家庭の事情に応じて、柔軟にお祝いの年を決めましょう。

1-3.具体的に何をするの?

写真撮影と、神社への参拝を行うのが一般的です。
全国的には11月15日前後に行いますが、寒冷地である北海道は、雪などの影響のない10月頃に行うことも多いです。
厳密な決まりはないので、神社や写真館の混雑を避け、時期をずらすのも良いでしょう

古来の習わしによれば、自分の住む地域を守る神様である「氏神様」のまつられた神社にお参りするのが一般的ですが、そうでなければならない決まりはありません。
駐車場の有無やアクセスのしやすさ、授乳室や休憩所といった設備の充実、写真映えするロケーションなど、各ご家庭の条件に合った神社へ参拝しましょう。

札幌市では、北海道神宮、西野神社、新琴似神社などが人気です。
北海道神宮 (hokkaidojingu.or.jp)
西野神社 (安産 縁結び 厄除け 厄祓い 勝運上昇) (nishinojinja.or.jp)
札幌市北区鎮座 | 新琴似神社 (shinkotonijinja.or.jp)

当日までの流れ

着物を着た男の子の写真

2-1.参拝と写真撮影のスケジューリング

参拝をどこの神社で行うか、写真撮影はいつどこでするかを決めます。
写真館で撮影するほか、神社に出張撮影に来てもらうロケーションフォトという方法もあります。
目的と用途を考慮し、どんな雰囲気の写真が良いかイメージしてから、それに合った写真館を選びましょう。
いずれにしても、七五三シーズン(特に土日)は混雑します。早めに予約しましょう。

写真撮影と参拝を同じ日にするか、別日にするかも検討しましょう。
写真館でレンタルした衣装のまま参拝に行けるプランを利用すれば、一日で全て済ませることができます。
ただ、撮影と参拝が同じ日だと子どもが疲れてしまう可能性もあるため、移動手段や時間などを考慮して決めると良いでしょう。
写真撮影や衣装のレンタルも行っている神社で参拝をする、ロケーションフォトで参拝と撮影を同時に行うなど、子どもにも負担が少なく、親子共に満足できる方法を探ってみてください。

2-2 衣装の準備

着物のイメージ写真
七五三は大切な節目の行事なので、普段着ではない衣装で参加するのが望ましいです。
写真館で、親子で一緒に着付けをしてもらえるところもあります。
パパとママも着物を着て、家族でロケーションフォトを撮ってもらうのも思い出になりますね。
また、親が子どもの頃に着た着物を子どもに着せる、という人も。親子で代々、着物を受け継いでいくというのも素敵ですね。
親は着物を着ない場合も、シンプルでフォーマルな衣装を用意しておきましょう。

2-3.初穂料(祈祷料)の準備

神社で参拝のみではなく、ご祈祷を受けることもできます。当日に祈祷受付へ行き、七五三のご祈祷を希望する旨伝えましょう。(予約が必要な場合もあるため、事前に確認)
ご祈祷をしてもらう場合は、初穂料(祈祷料)を納める必要があります。
金額は5000円~1万円ほど。のし袋に入れる必要はなく、受付で直接支払う形で問題ない場合が多いです。神社によって異なるので確認しましょう。

七五三Q&A

Q.神社で参拝するときのマナーは?
A.
1.まず、鳥居の前で一礼します。
2.参道は、真ん中を避けて歩きます。(真ん中は神様が通る道のため)
3.拝殿では、「二礼二拍手一礼」をします。
「二礼」…2回お辞儀をする
「二拍手」…2回拍手をして、そのままお祈りをする
「一礼」…1回お辞儀をして終了

Q.祖父母は呼んだ方が良い?
A.
各ご家庭の事情に応じて、呼ぶ、呼ばない、を決めて大丈夫です。
祖父母も集まれば賑やかになり、盛大にお祝いすることができます。
ただ、遠方で移動が大変だったり、体調に不安があったりする場合は、
無理に呼ぶ必要はありません。
その場合も、写真を送ってあげたりすると、喜んでもらえますよ。

Q.食事会はやるのが一般的?
A.
ご家庭によって様々です。必ずやらなければならないものではありません。
両家の祖父母を招く場合などは、食事会を開くことも多いようです。
子どもも大人も気兼ねなく楽しめるよう、個室のあるお店がおすすめです。
ホテルなどでは、七五三プランを用意しているところもあります。

Q.七五三でかかる費用の相場は?
A.
【初穂料】5000~1万円程度
【衣装代】和装の場合、購入するなら2万円程~、レンタルなら5000円程~
     洋装の場合、購入するなら5000円程~、レンタルなら数千円~
【写真代】2万円~5万円程度
全部合わせて、およそ3~5万円程度が費用の相場となっています。

まとめ

七五三の家族イメージ写真
七五三は、子どものお祝いの行事のため、お子さんを第一に考えることが大切です。
動きにくい衣装や、履きなれない草履などで、お子さんが疲れてしまうこともあるため、写真撮影の時以外は私服に着替える、歩きやすい靴に履き替える、などの工夫も必要です。
お子さんの成長を喜び、末永い幸せを祈る、という気持ちさえあれば、型にとらわれすぎる必要はありません。大事な節目の行事である七五三を、家族みんなで喜び合いながら、楽しくお祝いできると良いですね。

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