ランドセル

★教育：入学準備用品ランドセル

品質

使う期間は地域によって様々ですが、「北海道の小学生は他地域に比較して使用期間が短い」と言われています。とはいってもできれば長く使って欲しいものですよね。最近のランドセルには６年間の製品保証付きのものがあります。通常の使用状態で不具合が生じた場合、無償で修理してもらえます。
素材は天然皮革と人工皮革がありますが、北海道は圧倒的に「クラリーノ」を代表とする人工皮革のランドセルを購入する家庭が多いです。人工皮革には防水性や手入れがしやすいなどの利点があります。「クラリーノ」の皮革には４段階のタイプがあります。品質表示をみるとそのランドセルに使用された人工皮革のランクがわかります。同じ価格でも使用している人工皮革が同じではありません。色や皮の段階によってはキズや痛み具合に若干の差がでますので、選ぶ時の参考にしてください。

デザイン

最近は「かぶせ」タイプがほとんどです。一時期見かけた横型は2009年モデルではあまり出ていません。また「かぶせ」が短く留め具が真ん中あたりに付いているものも少なくなりました。デザインはむしろオーソドックスになっているようです。
「かぶせ」を開けた時のデザインなどは広がりがあります。女の子用には「かぶせ」を開けた時にハートや花柄、キャラクターなどが出てくるようなものがあります。

ブランド

女の子用は目移りしてしまう可愛いブランドがいっぱい！シャーリーテンプル、エンジェルブルー、メゾピアノ等。５万円位～８万円位のものが揃っています。特長は「かぶせ」についた金具のデザインや「かぶせ」を開けた時の模様など。
男の子にはｐｕｍａなど。

キャラクター

根強いキャラクター人気。可愛いキャラクターものは長くは使えませんが、「子どもが喜ぶものを」と選ぶ方もいらっしゃると思います。同じキャラクターでも「同じランドセル」ではありません。様々なメーカーで同じキャラクター、同じ箱を使用していますので、ご参考にしてください。

色

様々な色のバリエーションがあります。北海道では「女の子は赤、男の子は黒」といった保守的な考えが少なく「人気の色のランドセルを買うために早めに購入する」といった地域性があります。
イオントップバリュ２４色カラーランドセルの中で、女の子の一番人気は「ソラ」という明るい水色。次はやっぱりピンク。でもピンクは９種類あるので、その中の４種類位に好みが分かれています。最近は明るい色、薄い色の人気が上がっているそうです。男の子はマリンブルー、ネイビーといった色に人気があります。次に黒、濃いグリーンと続きます。
イオンショッピングセンター担当の方のお話しでは「年明けになると色によっては欠品があるのでお早めに」とのことでした。（イオン札幌発寒ショッピングセンター取材）

大きさ・重量

1ｋｇ前後の商品が多く揃っています。「天使のはね」や「フィットちゃん」などという言葉を耳にしたことがあると思いますが、背中に合うように各メーカーが研究の結果、軽いだけではなく、背負いやすくなっています。ＮＡＳＡ仕様の低反発タイプなども出ています。またＡ４サイズ対応型が主流となり、サイズは大きめになっています。

価格

残念ながら（？）ランドセルは年々値上がりしています。また2009年度に入学する子ども達のランドセルは石油値上がりの影響で高くなっています。ランドセルはおじいちゃん・おばあちゃんが買ってくれる家庭も多いかもしれませんが、値上がりは少々頭の痛いところ。
東急百貨店売場で取材したところ「学習机と価格がそんなに変わらないのですね」と驚くおじいちゃん、おばあちゃんもいるそうです。お店でびっくりさせないように（？）お子さんの好みや予算などを伝えておくのもいいかもしれませんね。

オーダーメイド

オーダーメイドランドセルも店頭やインターネット受付で作ることができます。ただ生産数が限られ、時間もかかることから申し込みの期限が11、12月など早くなっています。東急百貨店でその年によっても違いますが、今年は第1期の受付が6月7月に行われ、夏にはもうサンプルを出してデザインの受付を始めていたそうです。